この世に“痛み”という感覚がなかったどうなるか。「痛みが無かったら最高だよ~」と答える方もいらっしゃると思いますが本当にそうでしょうか?
ケガをした時痛くなかったら良いですか?
胃や肺に穴が開いてるのに痛くなかったら良いですか?
報われなかたっり裏切られたりしても心が痛くなったら良いですか?

『痛み』があるから『このままじゃいけない』事に気付く。

生命維持のために無くてはならない感覚、それが痛みです。

 

痛みの仕組み

色んなところが痛くなるわけですが、痛みの仕組み自体はいくつもありません。

電気がショートする

私達のからだには、微弱な電流が流れています。電気で動いてるんですね、実は。で、ぶつけたり刺したりすると『痛っ!』っとなるわけですが、あれはいわば『ショート』して火花が散ったみたいなものだと思えばいいでしょう(早い痛みと言います)。その時だけなので特に問題ではないですね。

発痛物質

筋肉が酸欠状態になると、発痛物質が発生します。筋肉が酸欠になる理由は主に2つ。

ぶつけたり刺したりの度合いが強く、交感神経(興奮の神経)が緊張してしまった場合、血管が収縮し筋に酸欠が起こります。出血を抑えるためにも大切な機能。

もうひとつは、筋ポンプ不足。
筋肉は伸び縮みして筋ポンプといわれる働きをします。新鮮な酸素いっぱいの血液を体中に行き渡らせるために欠かせない働きです。何もしていなくても筋肉は体を支えてるわけですが、この状態ではポンプが発生しないので酸欠が起こります。

侵害受容器

以上2つの理由で筋肉に酸欠が起こると発痛物質が発生します。この発痛物質が知覚神経の先端についている侵害受容器を刺激する。例えるなら、発痛物質君が侵害受容器という受話器を取り脳に電話をかける。『ココ酸欠だよ~』と言われた脳さんは『こりゃまずい』ってんで、『痛み』という感覚でボク達に教えてくれるわけです。

少しややこしいかもしれませんが、体のどこが痒くてもすべて同じ痒みである事と同様、体のどこが痛くても痛みの仕組みはこれしかありません。

痛みのメカニズム

痛み危険信号なので交感神経を刺激し血流を抑制させます。結果負のサイクルが生まれます。早めの対処が大切です。

痛みのサイクル

 

いつの世も、タブーや常識の先に革命があります

繰り返しになりますが、

  • 発痛物質は筋肉が酸欠になると出ます。(それ以外出ません)
  • 侵害受容器は、知覚神経の先端についています。(それ以外ありません)

これが今現在科学でわかってる痛みのしくみです。
ちなみに『お腹が痛い』時はどこが痛いですか?胃か腸ですよね。それらは筋肉で出来ているのでちゃんと痛みを感じます。対する沈黙の臓器(肝臓・すい臓)などは毛細血管の塊で筋繊維がないので沈黙なのです。

横道にそれましたが、何が言いたいかというと・・・・・
関節や神経や骨と痛みは直接の因果関係に無いという事へルニアで腰痛とか関節痛・神経痛などというものは存在しないわけです。おやまぁ、今まで定説とされてきた事と随分違います。痛みの研究が進んで、科学的に証明されてきたのだからしかたありません。(しかし日本の医療には未だ筋肉の概念がありません。お医者さんの卵に聞きましたが、筋肉は一切勉強しないそう)

皆さん、肩が凝ったら肩を揉みますね。肩の筋肉をポンプし、溜まった発痛物質を押し流し、新鮮な酸素を送ってあげる為に正しい行為です。しかし、そこを揉んでも楽にならない人がいます。すぐ元に戻る人も多いと思います。

厄介な事に、凝り(酸欠筋)は関連痛というのを引き起こしますし、酸欠になる理由を絶たなければ、またすぐ酸欠になるからです。

 

真のコリは隠れている

トリガーポイント

トリガーポイント

赤いところにトリガーポイントがあると、黄色いところに関連痛が出ます。本人が感じている痛みは『関連痛』であることが多いのです。『脳の勘違い』とも言われます。痛みの引き金(トリガー)となっている元凶の凝りは自覚されている事はほとんどなく、押されて始めて強い痛みを感じる、『かくれキャラ』として存在しています。

 

記憶される痛み

幻肢痛という言葉をご存知でしょうか。
戦時中などに多く見られたそうですが、既に無いはずの脚や腕を痛がる症状をさします。これはちょっと極端な例ですが、最終的に痛みを判断しているのは脳だということも忘れてはいけません。

『体の痛みと心の痛みは脳の同じところで処理されている』ことが、2009年2月に発表されました。心の痛みが体の痛みに摩り替わる事もある。東洋医学では当たり前の事が、科学で証明されたのはついこの間なのです。

 

解消法

伊藤自身、ほんのちょっと前まで『痛みの宝庫』でした。
背部痛、腰痛、坐骨神経痛・・・・数年前には本格的な膝痛も体験しましたし(これは半分実験でしたが)常にバファリンを持ち歩いているほどの頭痛もちでもありました。

そういえば、痒みもひどかった。幼少の頃から湿疹がすごくて(今で言うアトピーかな)指は絆創膏だらけ。全身血まみれ。20代前半は顔や頭もひどかった。とくに目の周りなどはかきむしってボロボロ。ステロイド系常用。

更に更にアレルギー性鼻炎。10代後半からダストと檜、稲などに反応して年中クシャミと鼻水。
点鼻薬+パブロン鼻炎カプセル常用。

そんな私が、冬場に少しだけ出る痒みを除いてほとんど薬を使なくなりました。

何故か・・・・ 真実を知ったから
痛みはもちろん、体の事医療の事を知り、不安からくる恐怖が無くなった。これはとても大きい。良くわからない痛みや薬から逃れられない状態は恐怖です。恐怖はストレス。そんな状態が続けばいたるところで血行不良・筋肉の酸欠が深刻化するのも当然です。

体の痛みで無意識に抱えている恐怖・ストレスを解消すること。それが大事です。
あ、トリガーポイントは伊藤が取り除きます!